草壁シトヒ「ブログを始めたけれど、アクセスが全然伸びないな…」と悩んでいませんか?実はその原因、記事を書く前の「検索ボリュームの調査」が抜けているからかもしれません。
ブログ記事を書く際、多くの初心者は「自分が書きたいこと」や「なんとなく思いついたキーワード」でいきなり書き始めてしまいがちです。しかし、どれほど素晴らしい記事を書いても、そもそもそのキーワードで検索する人が一人もいなければ、アクセスは永遠に増えません。
そこで必須となるのが、キーワードが月間に何回検索されているかを示す「検索ボリューム」の調査です。この数値を確認することで、「この記事には需要があるか」「どのくらいのアクセスが期待できるか」を事前に予測できるようになります。
本記事では、SEO初心者でも今すぐ実践できる「ブログの検索ボリュームの調べ方」を、厳選した5つの無料ツールとともにお伝えします。広告費をかけずに正確な数字を調べる裏ワザや、調べた後のキーワード選定のルールも詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
導入:なぜブログ運営で検索ボリュームを調べる必要があるのか?
ブログ運営において、検索ボリュームを調べる作業は家を建てる前の「地盤調査」のようなものです。地盤が緩い場所に頑丈な家が建てられないのと同様に、需要のない場所にどれだけ素晴らしい記事を書いてもアクセスは集まりません。ここでは、検索ボリュームの基本概念と、それを調べるべき理由について詳しく紐解いていきましょう。
検索ボリューム(月間検索数)とは何か?
検索ボリュームとは、特定のキーワードがGoogleなどの検索エンジンにおいて、「1ヶ月の間に何回検索されているか」を表す数値のことです。一般的には「月間平均検索数」とも呼ばれ、ブログやサイトのSEO対策における最重要指標の一つとなっています。
キーワードはその検索規模によって、一般的に「ビッグキーワード(月間1万回以上)」「ミドルキーワード(月間1,000〜1万回未満)」「スモールキーワード(月間1,000回未満)」の3つに分類されます。検索ボリュームを調べることで、そのキーワードがどの程度の規模に属しているかを客観的に判断できるようになります。
調べずに書くと「アクセスゼロ」で挫折する大きな原因に
多くの初心者ブロガーが数ヶ月で挫折してしまう最大の原因は、「記事を書いたのに誰にも読まれない」という精神的なダメージです。検索ボリュームを調べずに思い込みだけで記事を書き続けると、需要が0回のキーワードで記事を量産してしまい、検索順位で1位をとってもPV数が全く増えないという最悪の事態に陥ってしまいます。
逆に、初心者なのにいきなり「ブログ 始め方」のような月間数万回も検索される超人気キーワード(ビッグキーワード)に挑むのも危険です。こうしたキーワードの検索結果は、すでに強力なドメインパワーを持つ企業サイトやプロの強豪ブロガーで埋め尽くされているため、初心者の記事は圏外に沈んでしまい、やはり誰にも読まれない結果となってしまいます。だからこそ、自分のブログの強さに合った「勝てる戦場」を見極めるための事前調査が不可欠なのです。
検索ボリュームを調べる3つのSEOメリット
キーワードの月間検索数を事前に把握することには、ブログ運営を軌道に乗せる上で極めて大きなメリットが3つ存在します。これらを意識するだけで、無駄な記事執筆を大幅に減らすことができます。
- アクセスが見込める(需要のある)キーワードがわかる: 検索ボリュームが一定以上あるキーワードを選べば、検索上位を獲得した際にどれくらいのアクセスがブログに流入するかをあらかじめ予測できます。
- 個人ブログでも勝ち目の高いキーワードを見つけられる: ボリュームが小さく競合が少ない「お宝キーワード(スモールキーワード)」を特定することで、開設したばかりのブログでも早期に検索上位を獲得しやすくなります。
- サイト設計や記事の優先順位を論理的に決められる: 需要の大きさと難易度を比較することで、「どの記事から順番に書くべきか」という効率的な記事作成スケジュールを組み立てられます。
このように、あらかじめ検索需要を調査しておくことで、当てずっぽうな記事作成から脱却し、狙ってアクセスを集める「データに基づいたブログ運営」が可能になります。
ブログの検索ボリュームの調べ方!おすすめの無料ツール5選
ブログの検索ボリュームを調べるためには、ツールの導入が必須です。「いきなり有料ツールを使うのはハードルが高い…」という方のために、まずは完全無料で使える優秀なツールを5つ厳選しました。それぞれの特徴を表にまとめましたので比較してみましょう。
| ツール名 | アカウント登録 | 数値の精度 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Googleキーワードプランナー | 必要(無料) | 高(無料版は曖昧表示) | Google公式。最も信頼性が高いが、無料だと「100〜1000」などの範囲表示になる。 |
| ラッコキーワード | 不要(一部要登録) | 中 | サジェストキーワードを一括取得しつつ、簡易的な検索数をまとめて確認可能。 |
| aramakijake.jp | 不要 | 高(予測値) | 登録不要でキーワードを入れるだけ。Google・Yahoo!の正確な予測検索数がわかる。 |
| Keyword Surfer | 不要 | 中 | Chrome拡張機能。Googleの検索結果画面に直接ボリュームが表示されるため非常に手軽。 |
| Ubersuggest | 不要(一部要登録) | 高 | 1日3回までの無料制限があるが、ボリュームに加えSEO難易度や競合分析も可能。 |
1. Googleキーワードプランナー(信頼性No.1の公式ツール)
Googleキーワードプランナーは、検索エンジン最大手であるGoogleが公式に提供しているツールです。Google広告の出稿者向けに用意されている機能ですが、無料アカウントを作成するだけで誰でも利用可能です。
公式のデータをベースにしているため最も信頼性が高いという強みがあります。ただし、広告費を支払っていない無料ユーザーの場合、検索ボリュームの表示が「10〜100」「100〜1,000」「1,000〜1万」といった大まかな範囲でしか表示されない仕様になっているため、細かい数値を把握するには他のツールと組み合わせる工夫が必要です。
2. ラッコキーワード(サジェスト調査とボリューム確認が爆速)
ラッコキーワードは、多くの国内ブロガーが愛用している国産の関連キーワード調査ツールです。検索窓にキーワードを入力するだけで、GoogleやYahoo!で一緒に検索されている「サジェスト(関連キーワード)」を一括で取得してくれます。
無料プラン(要フリーアカウント登録)でも、抽出したキーワードの簡易的な検索ボリュームのチェックが可能です。サジェストの洗い出しから検索ボリュームの確認までを一つの画面でスムーズに行えるため、ブログのキーワード選定の作業効率を劇的に高めてくれます。
3. aramakijake.jp(登録不要でサクッとアクセス予測)
aramakijake.jp(アラマキジャケ)は、会員登録やログインが一切不要で、誰でも今すぐブラウザ上で検索ボリュームを調べられるシンプルな無料ツールです。検索窓に調べたいキーワードを入力するだけで、GoogleとYahoo!それぞれの月間予測検索数を瞬時に算出します。
このツールの最大の特徴は、検索数だけでなく、そのキーワードで検索結果の1位〜10位を獲得した際にどの程度のアクセス(PV)が見込めるかのシミュレーション値を表示してくれる点です。「もし上位表示できたら何回クリックされるか」がリアルにイメージできるため、ニッチなスモールキーワードの価値を評価するのに最適です。
4. Keyword Surfer(検索画面で直接ボリュームがわかる拡張機能)
Keyword Surferは、Google Chromeなどのウェブブラウザに追加して使用する無料の拡張機能(プラグイン)です。この拡張機能をインストールしておくだけで、普段通りにGoogleで検索を行った際、検索窓の右端にそのキーワードの検索ボリュームが自動で表示されるようになります。
ツールにログインしてキーワードをコピペするという手間が完全に省けるため、日常的にキーワードの需要をパッと調べたいときに非常に便利です。また、検索結果画面の右側には、関連するサジェストキーワードとそのボリュームの一覧もあわせて表示されます。
5. Ubersuggest(競合分析も一部無料でできる高機能ツール)
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、世界的に有名なSEOマーケターであるネイル・パテル氏が開発した高機能なSEO分析ツールです。無料版では「1日3回まで」という検索回数の制限がありますが、簡易的な検索ボリュームの確認ツールとしては極めて優秀です。
ボリュームの数値だけでなく、「SEO難易度(そのキーワードで上位表示するのがどれくらい難しいか)」や、すでにそのキーワードで上位表示している競合サイトの推定アクセス数、獲得している被リンクの数なども同時に調べることができます。ここぞという勝負キーワードのライバルの強さをチェックしたいときに大活躍します。
【完全無料】初心者ブロガーにおすすめの効率的な調査手順3ステップ
ここまで紹介したツールは、単体で使うよりも、それぞれの強みを組み合わせて「連携」させることで真価を発揮します。初心者ブロガーが一切お金をかけずに、最も手軽かつ正確に検索ボリュームを割り出すための最強のワークフローを3つのステップで紹介します。
まずはブログ記事のテーマとなる「メインキーワード」(例:「ブログ」など)をラッコキーワードの検索窓に入力します。これにより、読者が普段一緒に検索しているサジェストキーワード(例:「ブログ 始め方」「ブログ 収益化」など)が数百件規模で一括抽出されます。画面右上にある「全キーワードコピー」ボタンを押し、クリップボードにすべてのサジェストワードをコピーしておきましょう。
Googleキーワードプランナーを開き、「検索ボリュームと予測のデータを確認する」を選択します。入力欄に先ほどコピーしたサジェストキーワードを一括で貼り付け、「開始する」をクリックします。表示されたリストを月間平均検索数の多い順に並び替え、需要が少なすぎるキーワード(月間10回未満など)や、逆に多すぎて勝てないビッグキーワードを除外し、狙い目となる「ミドル・スモールキーワード」の候補を抽出します。
キーワードプランナーで目星をつけた「100〜1,000」表記の候補キーワードを、登録不要のaramakijake.jpに入力します。これにより、Googleでの具体的な月間検索ボリューム予測値(例:「320回」など)に加え、実際にそのキーワードで検索結果の1位〜10位を獲得した際の見込みアクセス数が正確にシミュレーションされます。これを確認し、最も効率よくアクセスが狙える記事のキーワードを最終決定します。
この手順を踏めば、余計な費用を1円もかけずに、初心者にとって最も費用対効果の高いキーワード選定が完了します。ぜひ次回の記事作成から取り入れてみてください。
広告出稿なし防策!キーワードプランナーの数値が「ぼやける」ときの対策ハック
Googleキーワードプランナーは非常に強力なツールですが、初心者を最も悩ませるのが、無料アカウントだと数値が「100〜1,000」や「1,000〜1万」のように「ぼやけて」表示されるという点です。ここでは、この仕様の理由と、無料のまま具体的な数値を突き止めるための実践的な対策ハックを解説します。
なぜ無料アカウントだと「100〜1,000」と表示されるのか?
Googleキーワードプランナーは、本来「Googleに広告を出稿する広告主」のためのツールです。過去には無料アカウントであっても「320」「720」などのピンポイントな月間検索数が表示されていましたが、ツールをデータ収集目的だけで使う無料ユーザーが急増したため、現在は一定以上の広告費を支払っているアカウント以外には制限がかけられる仕様へ変更されました。
この「ぼやけた表示」のままだと、そのキーワードが101回検索されているのか、それとも999回検索されているのかが判別できず、個人ブログのキーワード選定において戦略が立てにくくなってしまいます。しかし、これを回避する無料の裏ワザが存在します。
aramakijake.jpとラッコキーワードを組み合わせて正確な数値を割り出す裏ワザ
最も簡単で効果的なハックは、登録不要の「aramakijake.jp」に「100〜1,000」表記になっているキーワードをそのまま打ち込むことです。aramakijake.jpはGoogleの予測検索数をピンポイントな数値(例:420など)で表示してくれるため、キーワードプランナーのぼやけた範囲の「どこに位置しているのか」を一瞬で特定できます。
また、ラッコキーワードの無料アカウントでも、1日あたりの検索回数制限はありますが、特定のサジェストキーワード群のボリュームをある程度具体的な数値でチェックできます。キーワードプランナーで需要の「有無」を大まかに確認し、詳細な数字はaramakijake.jpで確認するという二段構えの手法をとれば、有料ツールを使わなくても正確な需要予測が十分に可能です。
競合サイトの流入キーワードから逆算して大まかなボリュームを推測する手法
もう一つの高度なハックは、すでに検索結果の上位にランクインしている競合サイトの見出しやタイトルから推測する方法です。競合記事が「どのようなキーワードの組み合わせ」で構成されているかをチェックし、そのブログが獲得しているアクセス数を予測します。
無料のUbersuggestなどの競合調査窓に、上位表示されているライバル個人ブログのドメインを入力してみましょう。そのブログが「どのようなキーワードで何回くらい検索されてアクセスを獲得しているのか(流入キーワードと検索ボリューム)」がリストアップされます。これを見ることで、ツールで直接計測しにくいニッチなキーワードの「隠れた需要ボリューム」を間接的に割り出すことができます。
検索ボリュームを調べた後の「勝てるキーワード選定」3つのルール
検索ボリュームの数値を調べるだけでは半分しか完了していません。最も重要なのは、調べた数値を元に「どのキーワードで記事を書くべきか」を正しく選定することです。個人ブログが開設初期から順調にアクセスを伸ばすための、勝てるキーワード選定の3大ルールを徹底解説します。
ルール1:初心者は「ロングテールキーワード(100〜500回)」から狙う
ブログ開設初期から月間1,000回以上のミドルキーワードや、1万回以上のビッグキーワードを狙うのは無謀です。初心者が最初に狙うべきは、月間の検索ボリュームが「100〜500回」のスモールキーワード(ロングテールキーワード)です。
「ブログ 始め方 スマホ」「WordPress テーマ 複数サイト 使い回し」といった3語以上の具体的なキーワードは、検索数こそ少ないものの、ライバルである大手サイトが狙わないため競合が非常に弱いです。また、検索する読者の悩みが非常に明確なため、記事に満足してファンになってくれたり、紹介した商品を購入してくれたりするコンバージョン率(成約率)が極めて高いという隠れた強みもあります。
ルール2:実際にGoogle検索して上位の競合(ドメイン)の強さを確かめる
検索ボリュームが100〜500回のスモールキーワードであっても、競合が強すぎれば上位表示はできません。キーワードを決める前に、必ずそのキーワードで実際にGoogle検索を行ってください。
検索結果の1ページ目(1位〜10位)をチェックし、公式サイトや大手企業の運営メディア、大手の知恵袋サイトなどばかりが並んでいるキーワードは避けるのが無難です。逆に、「自分と同じような個人ブログ」が2〜3サイト以上ランクインしているキーワードであれば、あなたの記事も上位表示できる可能性が十分にあります。
ルール3:検索ボリュームが「0」のキーワードは本当に書いてはダメなのか?
ツール上で「検索ボリューム:0」または「データなし」と表示されたキーワードは、原則として執筆を避けるべきですが、例外もあります。例えば、新しくリリースされたサービス名や、急激にトレンドとなっている最新のトピックなどの場合、ツールのデータベースへの反映が遅れているだけで、実際にはすでに検索されているケースがあります。
こうした「ツール上のボリュームは0だが、これから確実に伸びるキーワード」を先回りして書く手法は、「トレンドSEO」や「新着キーワードのハック」と呼ばれ、開設したてのブログでも爆発的なアクセスを生み出す起爆剤になります。ツール上の数字を盲信するのではなく、時代の最新トレンドにもアンテナを張っておくことが大切です。
ブログの検索ボリュームの調べ方に関するよくある質問
まとめ:検索ボリュームを制してアクセスが伸びるブログを作ろう
ブログのアクセスを伸ばすためには、「自分が書きたいことを書く」のではなく、「読者が求めている情報(需要)を調べて書く」というマインドシフトが必要です。その第一歩となるのが、検索ボリュームの調査です。
検索ボリュームを調べることで、そのキーワードにどれだけの市場需要があるのか、そして個人ブログで勝ち目の高いスモールキーワードがどこにあるのかを論理的に特定できるようになります。今回紹介した「ラッコキーワード ➡ キーワードプランナー ➡ aramakijake.jp」の無料連携ステップを活用すれば、お金を一切かけずに高精度なキーワード調査が可能です。
まずは今日から、書きたい記事のキーワードをツールに入れて、その数字を確かめることから始めてみてください。データに基づいた確実な一歩を踏み出すことで、あなたのブログのPV数は数ヶ月後、確実に大きく成長しているはずです。なお、さらに順位を自動で追いかけて検証したい方は、クラウド型ツールの『Nobilista』の購入レビューや、定番ツールの比較をまとめた『GRC vs Rank Tracker』徹底比較も参考にしながら、最適なSEO運用環境を整えていきましょう。


