草壁シトヒWordPressのサーバー移行って、ファイル転送やデータベースの操作など難しい用語が多くて不安だよね。実は定番プラグインの「All-in-One WP Migration」を使えば、ボタン操作だけで安全に引越しができるんだ。
WordPress(ワードプレス)を別のレンタルサーバーに移転させたいと考えたとき、多くの人が「自分で作業してサイトが壊れたらどうしよう」「設定手順が難しそう」と不安を感じます。確かに、手動でデータを移動させるには、FTPソフトでファイルをダウンロードし、データベースをエクスポートして書き換えるといった専門知識が必要です。
しかし、そんな難しい実作業を一切することなく、クリック操作だけでサイト全体の引っ越しを完了できるプラグインが存在します。それが「All-in-One WP Migration(オールインワン・ダブリューピー・マイグレーション)」です。
この記事では、2026年最新のWordPress環境に準拠したAll-in-One WP Migrationの具体的な手順を解説します。初心者が最もつまずきやすい「インポート時の容量制限エラー」の安全な解除方法についても詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
All-in-One WP Migrationとは?初心者におすすめな理由
All-in-One WP Migrationは、WordPressの移行作業をシンプルにすることに特化した、世界中で愛用されている定番プラグインです。
通常の手動移行では、「画像などのメディアファイル」「テーマやプラグイン」「データベースの登録情報」をそれぞれ別々に取り出して移動させる必要があります。しかし、このプラグインを使えば、それらすべてのデータをたった1つの専用ファイル(.wpress)にまとめてパック化してくれるのです。
- 専門ツールが不要:FTPクライアントソフトや、データベース管理画面(phpMyAdmin)を触る必要がありません。
- 人的ミスを排除できる:データのひも付けや設定ファイルの書き換えがないため、「画面が真っ白になる」ような事故が起きにくいです。
- 完全無料から使える:基本的なブログの移行であれば、無料版の範囲内で十分に作業を完了できます。
サーバー移行前に必ずやるべき「完全バックアップ」
プラグインを使って簡単に移行できるとはいえ、作業を開始する前には必ず現在のブログのバックアップを取得しておきましょう。
インターネット回線の切断やプラグインの競合など、予期せぬトラブルによって万が一エクスポート中にデータが破損した場合、バックアップがないと元の状態に復旧することができなくなります。移行元のWordPressを一度ローカル環境(パソコン)に完全に保存しておくことが、サーバー引っ越しにおける「最悪のシナリオ」を防ぐ絶対のルールです。
All-in-One WP Migrationを使ったWordPress移行の簡単4ステップ
ここからは、実際にプラグインを使ってサーバー移行を行う具体的な手順を解説します。ステップに沿って進めれば、難しい作業はありません。
移行元でデータをエクスポートする
現在運営しているブログのダッシュボードから「All-in-One WP Migration > エクスポート」を開き、「エクスポート先 > ファイル」の順にクリックします。パッケージ化の進行バーが100%になると、ダウンロードボタンが表示されるので、PCに保存します。
移行先でプラグインを有効化する
新しく契約した新サーバーにWordPressを初期状態でインストールします。インストール完了後、同じように「All-in-One WP Migration」プラグインをインストールして有効化してください。
移行先でデータをインポートする
移行先のダッシュボードから「インポート」を開き、STEP1でPCに保存した「.wpress」ファイルをドラッグ&ドロップします。「既存のデータが上書きされます」という警告画面が出ますが、そのまま「開始」をクリックして上書きを実行します。
パーマリンク設定を更新・保存する
インポートが完了したら、ダッシュボードの「設定 > パーマリンク」を開きます。何も変更せずに、一番下にある「変更を保存」ボタンを2回クリックしてください。これによりURL構造(.htaccess)が正しく再構成されます。
移行先のWordPressへログインする際、ログイン情報(ユーザー名とパスワード)は移行前のブログのものに書き換わっている点に注意してください。初期インストールの情報ではログインできなくなります。
インポート時の「最大アップロードサイズ制限」を突破する3つの安全な対策
無料版のAll-in-One WP Migrationを使用していると、移行先へデータをインポートする際に「アップロードファイルサイズが最大値を超えています」というエラーで作業が止まってしまうことがあります。
これは、新しく契約したレンタルサーバー側の制限や、プラグインの設定によってファイルサイズ上限が設けられていることが原因です。この制限を安全に突破するための3つの対策を紹介します。
対策1:サーバーのPHP設定(php.ini)を変更する
もっとも根本的で推奨されるのが、移行先のレンタルサーバーの管理パネルから、PHPの設定値(php.ini)を書き換える方法です。以下の値を一時的に引き上げることで、プラグインが受け入れられるファイルサイズを拡大できます。
| 変更する設定項目 | 推奨する変更値の設定目安 | 意味 |
|---|---|---|
| upload_max_filesize | 1G(またはファイルサイズ以上) | 1ファイルあたりの最大アップロード容量 |
| post_max_size | 1G(またはファイルサイズ以上) | 送信されるPOSTデータの最大容量 |
| memory_limit | 512M | PHPが使用できるメモリの最大値 |
エックスサーバーやConoHa WING、ロリポップなどでは、管理パネルに「php.ini設定」の変更機能が用意されているため、初心者でも簡単に数値を書き換えることができます。移行作業が完了した後は、安全のため元の数値に戻しておくのがベストです。
対策2:無料プラグイン「Big File Uploads」を導入する
サーバーの管理画面を触るのが難しい場合は、移行先のWordPressに無料プラグイン「Big File Uploads」を導入するのが最も簡単です。
このプラグインをインストールして有効化するだけで、WordPressのシステム的なアップロード上限を数GBまで簡単に引き上げることができます。All-in-One WP Migrationのインポート画面の上限表記も連動して拡大されるため、エラーを回避してそのままデータを読み込めるようになります。
対策3:公式の有料アドオン「Unlimited Extension」を契約する
数万枚の画像を使用している大規模アフィリエイトブログや、EC機能などを備えた大容量のコーポレートサイトの場合は、公式の有料アドオン(Unlimited Extension)を契約するのが最も確実です。
有料版を導入することでインポート容量が「無制限」になるだけでなく、FTP経由でのインポートなどの高度な機能も利用可能になります。ビジネス用の絶対に失敗できないサイト移行では、必要経費として公式ツールを導入する価値があります。
インターネット上の古い記事では「プラグインの旧バージョンをダウンロードし、内部の constants.php というファイルを直接編集して上限を書き換える」という裏ワザが紹介されていることがあります。
しかし、この方法はセキュリティ上の致命的な脆弱性を抱えたり、最新バージョンのWordPressと互換性がなくなりサイトが表示されなくなるリスクが非常に高いため、現在は絶対に避けてください。
よくある質問(FAQ)
All-in-One WP Migrationを使用する際によくある疑問をまとめました。


